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商品画像1枚目が楽天独自の良さがあったのに
私共が出店する前に様々なお店をリサーチしましたがまず一番に目に付いたのは商品写真でどこのお店も綺麗に撮影してキャッチコピーも工夫して凄く目を引くデザインで凝っているなーと感心しました。自社サイトでは真似の出来ないレベルと改めて自分が出店した時は見習って少しでもお客様の目に止まる様にと頑張ってデザインして作りました。
派手でも目立ってナンボが楽天の特色では?
当時はネットショップで商品を購入して頂くのに最も大事な商品画像が8点(当店スタート時は3点、現在は20点)しか掲載出来なかったので出来るだけ目だたせて情報を盛り込んでおきたかったので商品画像1枚目にワクを囲んで装飾したり説明文を入れたりととにかく目立たせていました。
↑当時の商品画像1枚目修正前画像です:商品グローブホルダー
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サムネール画像でアピール
それは楽天で商品を探している人が検索した時に出て来る小さい商品画像(サムネール画像)が1枚目に出て来ますのでまずこの商品画像を見てクリックされる確率が高いのでここを目立たさないとそのままスルーされてしまうので各店舗さんがアイデアを駆使して他の店舗さんに負けないように商品画像1枚目を作成していたと思います。
お客様からは不評の部分もあった
目立たせるのにも限度があって規制前はやたらに【送料無料】【半額】【激安!】等これらの文字が商品画像1枚目に強調している商品も少なくはなく「この写真の中のどれが商品なのか?一見みたらここの商品は【送料無料・半額】が商品なのかと疑いたくなる商品画像1枚目も多かったのは確かです。はっきり言って見にくい商品写真でした。
商品画像1枚目にガイドライン遵守を適用〇×△で判定
必死に各店舗工夫を凝らして仕上げていた商品画像1枚目にガイドラインを設けました。そのガイドラインは3箇所の
チェックポイントがあり
- テキスト要素占有率
- 枠線
- 背景
上記の3箇所のチェックポイントにそれぞれ合格ラインを設定したのですがその合格ラインがかなり厳しい内容でほぼ現在の画像から作り変える必要のある内容でした。
1.テキスト要素占有率20%までに抑える
↑再度同じ画像です
これは画像の中に入れるテキスト要はキャッチコピーのような文字、上の見本画像グローブホルダーで例えると
【ORANGE・茶・オレンジ・撮影時の条件により実際の色とは異なります・ゆうパケット送料無料・NEW】
これら全ての文字がテキストとみなされるのでこれらがこの画像の中で全体の20%を超えていたらアウト×という判定です。
2.枠線は存在自体がアウト×
枠線とはそもそも楽天が付けた名称で画像を囲む線(塗りつぶし)は全体・上方のみ・下方のみ・左方のみ・右方のみを問わず全てダメという事です。上の見本画像グローブホルダーで例えると【上方のみの茶色で塗りつぶし】これが該当します。
3.背景は白色、もしくは撮影時のみの白っぽい背景で幾何学的で加工した背景はアウト×
背景とは商品を撮影した時のバックの事でスタジオ等で撮影した時はプロのカメラマンの場合、商品に合う背景を用意しますがそれらは基本的にはOKで幾何学的な物とはこれらの背景に似せて画像ソフトで加工して作った物の事でそれらはダメですよという事です。上の見本画像グローブホルダーで例えるとこの写真の背景は撮影した時のままのバックがお店の白っぽい外観が写っているだけなのでOKです。
この3箇所のチェックポイント全てに合格◎しないとペナルティの対象となる
この中で商品画像を修正するだけで済むのは「1のテキスト要素占有率20%までに抑えると2の枠線は存在自体がアウト×」で残りの「3の背景は白色、もしくは撮影時のみの白っぽい背景で幾何学的で加工した背景はアウト×」これはアウトの場合商品の撮影からやり直さないといけないレベルの物でした。
古い商品の場合可なりの確率で撮影からやり直し
商品写真の撮影はネット通販では心臓的な役割をするので撮影にもどこの店舗さんでも可なりの時間を掛けています。
それがバックが黒とかもしくは撮影時の背景が商品とミスマッチだから商品を切り抜いて幾何学的背景を画像ソフトで加工して作りこんでいたら確実に撮り直す必要があります。
運営が1人の場合は想像を絶する作業量
私共も運営に関わっているのは私1人でしたのでこれらの修正作業・写真の撮り直し等は通常の業務と並行して行わなければなりませんのでそれは本当に大変でした。私の場合商品の発送作業がない土・日・祝日に主に集中してこれらの修正作業を行っていました。
変更後商品写真1枚目にインパクトがなくなり売上の低下に
文句をいいながらも※ペナルティの罰金は避けたいので約3ヵ月で全商品の商品写真1枚目をガイドラインに合格させましたが全てはこのガイドラインが原因とは申しませんが変更前より明らかに変更後全体の売上が下がっていたので矢張り原因しているとしか思えませんでした。
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ガイドライン合格後の商品写真1枚目と変更前の比較
↑ガイドライン変更前 | ↑ガイドライン変更後 |
2枚の画像を比較すると矢張りガイドライン変更後の画像は少しインパクトが足らない気がします。
画像判定ツールは有難いけど……
このガイドラインのチェック判定は各商品ページの商品画像1枚目の登録時に画像判定ツールがあったので作成後即可否が判るので作業時間の短縮にはなり有難いツールでしたが曖昧な判定結果の△の時にどう対処したらいいのかが良く判らなかったので当店は特に修正することなくそのままにしていました。
↑画像判定ツールで結果×の時 | ↑画像判定ツールで結果◎の時 |
↑画像判定ツール設定画面 | ↑画像判定ツールで結果△の時 |
ガイドライン設定でルール作成してもペナルティは統一ではないのは何故?
これだけの作業を店舗にさせておいてガイドライン変更を殆どしていない商品が検索時に上位に入るのはどう考えても納得がいきません。一生懸命アホみたいに楽天に従って変更したのにどうしてこんな矛盾が生まれてしまうのか、これが楽天の伝統の悪しき実態なのか?疑いたくもなりますよね!
真面目に取り組んだ店舗が馬鹿を見る
他店舗さんをアドバイスした時にそこのお店が商品写真1枚目に枠線を使用していたので私共はその店舗さんに
「商品写真1枚目に枠線を使用していたら検索時に上位に来なくなるので修正した方がいいですよ」とアドバイスすると、その店舗さんはある商品を検索して枠線を使っている事を指摘して「では何故このお店は検索時にトップにいるのですか?」と返されて私共は答えが出せませんでした。
こんな馬鹿な話がありますか、楽天が設けたルールにのっとって従ったのに他では堂々と違反をしている、しかもお咎めなしで検索時にトップに表示するって、つくづく思いました。楽天では「正直者は馬鹿を見る」と痛感しました。
まとめ
この時もいつもの如く一方的な規約変更で従うしか選択肢はありませんでしたがそれなら何故店舗によって差が出るのか?
こんな事をしていたから今回の3980円以上購入送料込問題は到底看過出来る案件ではないと出店者が猛烈にダメ出しをしているのですよ。日本一のネットショッピングモールと豪語するのなら楽天にとってのお客様でもある出店者をもっと大事にして下さいと本当に切に願います。
今回の記事では商品画像1枚目にガイドライン遵守についていかに意味のない悪法である事を書かせて頂きました。
つたない文章で読みずらい箇所もあったと思いますが最後までお読みいただきありがとうございました。
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